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PCに関すること
Windows 11 24H2 アップデートで共有フォルダアクセスできなくなる
- 2024/12/18
Windows 11 24H2に更新したことにより、ネットワーク上の共有フォルダにアクセスできなくなるお問合せが増えています。
共有フォルダへのアクセスが出来なくなったという現象の他に、Windows 11 23H2の時には普通に見えていたネットワーク上のPC、NASなども表示されなくなってしまったという状態になります。
24H2をインストールしたところ、なにも表示されなくなりました。
24H2でセキュリティに関する部分が強化され、パスワード無しでPCを起動、NASへのアクセスなどもパスワード無しでアクセスしていた環境だと、共有フォルダへのアクセスを行おうとすると、次のような画面が表示されます。
対応する方法ですが、ひとつにはNASにユーザー名、パスワードを新規作成して、共有フォルダにアクセス権を設けることです。この時には、PC側も同じユーザー名、パスワードで起動するようにします。
この他の方法として、PC側のポリシーを変更してしまう方法があります(セキュリティの観点からおすすめしませんが)。
この方法ですと、パスワード無しでも共有フォルダが開けてしまいます。
手順として、Windowsの検索窓から「gpedit.msc」と入力します。
グループポリシーエディターが起動します。画面左側から「コンピュータの構成」→「管理用テンプレート」→「ネットワーク」→「Lanmanワークステーション」と辿り「安全でないゲストログオンを有効にする」を開きます。
開いた時は、画面左側の部分が「未構成」となっています。
ここを「有効」にして「OK」を押します。
これでパスワード無しで、共有フォルダにはアクセスできるようにはなりますが、ネットワークのPC一覧表示には表示されてきませんので、共有フォルダのショートカットなどを作成しておくと良いでしょう。